様々な思いが呼び起こされて涙が出そうになった感動的なショー。
jazzkatze 周布歩美
初めてjazzの服を見たとき、とにかく「どうして?」と思った。
どうして東京からこんなブランドが生まれるの?と。
選ばれた黄色やオレンジやグリーンやブルーは東京の色使いではなく、どこか懐かしくてなにか胸にひっかかるものだった。
前回のそのコレクションの記事を読んで納得した。
当時、落ち込んでいたときに訪れたold Kent roadには日曜日の教会へ向かう衣装を着たナイジェリア人、赤ちゃんを連れたラフな格好のティーンエイジャー達がスーパーや偽ブランドショップに溢れていたという思い出が残る場所。自身の記憶、楽しみ、ジョーク、ロマンティックな思い出をコレクションに詰め込んだ。
それはロンドンのよくある光景なのに、ファッションやアートには反映されることは少ない移民の文化。
2年の在英期間中、私にそうゆうものが心に響くことはなく、自分の目に留まらなかった部分で感性を伸ばしていた人のコレクションなんだと。
その後、jazzのアトリエで周布さんに会うと、とても元気で陽気な人で、この人の人柄もすべてすべてjazzkatzeというブランドに映し出されていて、センセーショナルに私の胸に飛び込んで来て、とても大好きになってしまったブランド。
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